キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」は14日、「春のキャンプ動向」を発表した。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によりGWを中心とした4月下旬から5月上旬にはキャンセルが多く出ましたが、withコロナ社会においての風通しのよい屋外のレジャーとしてのキャンプニーズは依然高く、この春も好調が続きました。
以下、データ出典:2021年5月末時点 キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」データ
21年3月~21年5月 春キャンプの傾向
昨年の同時期は、全国において緊急事態宣言が発令されていた2020年4月27日時点で「なっぷ」加盟施設の64%、39県での宣言が解除された後の5月21日時点でも50%の施設が休業を余儀なくされ、一施設あたりの平均予約件数で同年前月比約3割という厳しい状況でしたが、本年は同じ緊急事態宣言下でもキャンプ場ごとの新型コロナ感染症対策をしながら営業を継続していたこともあり、予約数は好調に推移しました。コロナ以前の2019年と比較しても伸びがみられ、キャンプシーンが盛況であることがわかります。
■一施設あたりの平均予約件数
4月25日からの緊急事態宣言の影響で、GWを中心とした4月下旬、5月上旬はキャンセルが多く出ましたが、キャンセル待ちで直前に予約し利用したユーザーも多く、結果的には前年、さらにはコロナ以前の2019年を上回る結果となりました。
■プラン別予約件数
屋外で風通しの良いテントサイトが人気で、コロナ以前の2019年同月比で、3月は444%、4月207%、5月は247%と大きく伸びました。グランピングや箱モノ(※)についても2019年同月比で伸びがみられ、宿泊形式を問わずキャンプのニーズが高いことが伺えます。
※箱モノ:キャビン (ケビン)、ロッジ・ログハウス・コテージ、バンガロー、トレーラーハウス
■「なっぷ」新規会員登録者数
昨年春は緊急事態宣言の自粛ムードで新規会員数は前年を大幅に割る形となりましたが、今年はアウトドアへの高い関心が維持され、4月、5月は2019年同月比で150%越えとなりました。
2021年6月~8月のキャンプ動向見通し
夏にかけても好調が続くとみられますが、本年は例年より早い梅雨入りとなっている影響で、屋外のテントサイトの予約は、週末に雨が続けばキャンセルが多くなり、予約数が減ることが懸念されます。また、暫くはユーザーが天候や新型コロナウイルス感染状況を見ながらの直前予約が多い傾向も続くとみられます。
また、今後、緊急事態宣言が解除され、新型コロナウイルスの感染が減少していけばトップシーズンである夏休みは更に予約ペースが加速すると予測されます。
今後もスペースキーは、キャンプをはじめとしたアウトドア・レジャーに関する動向について広く情報発信していくことで、アウトドア業界の活性化に貢献してまいります。
【キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」について】
国内最大級のキャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」は、約4,000件のキャンプ場を掲載し、年間約1500万人のキャンパー(※2020年年間実績)が閲覧する、業界最大級のキャンプ場検索・予約サイトです。また、キャンプ施設に向けた集客・予約・業務管理システムの提供も行っております。ユーザーと全国のキャンプ場の双方の観点から生まれたサービスです。
サービスページURL:https://www.nap-camp.com
【株式会社スペースキーについて】
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